すもも用糖度計の使用に関する注意事項

すもも用のN-1は現在試験販売中です。
代理店を通しての販売は行っておらず、直販のみとなります。
通常のサイズであれば計測は可能ですが小さめのものはご注意下さい。
一例として、すもも用検量線は未熟の場合プラスの誤差、過熟の場合はマイナスの誤差が出ます。
すももは品種によって酸度が異なりますので、屈折率糖度とはズレが生じます。このズレに対しましては栽培なさっているすべての品種についてオフセットが必要かどうかをご確認下さい。
検量線作成には、酸がほとんどない「月光」を使用しております。
オフセットが出る原因は、品種による果肉内部の散乱の違いと酸度の違いによるものと考えられます。
月光以外の品種は月光よりも酸度が高いために、brix糖度は高くなる傾向があります。
このため、brix糖度計の表示値を基準とするとN-1の表示値は下表のようなマイナスのオフセットがあるように見えます。これを補正する(brix糖度と合わせる)にはN-1に逆(プラス)のオフセットを設定する必要があります

測定した品種に対する測定結果とオフセット

品種 オフセット 標準誤差 備考
アーリーソルダム(核割れ) -1.0 1.20
大石早生 -2.3 1.05
ビューティー -1.6 1.35 バラツキが大きい
アーリーソルダム -0.7 1.16
サマービュート +0.1 1.88 バラツキが大きい
ソルダム -2.2 1.71 バラツキが大きい
サマーエンジェル -1.9 1.03
貴陽 -1.6 0.89
月光 0 1.05
太陽 -2.1 0.69

 
 
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